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清渓川の写真集

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2007年7月

2007年7月25日 (水)

原発の地盤沈下(トランス火災)

柏崎刈羽原発では60数カ所の被害が生じ、本体の被害は原子炉本体の蓋を開けて見ないとわからない。
しかもその蓋を釣り上げるクレーンが地震の被害を受けて使用できなくて、原子炉本体の調査が何時出来るか見通しが立たないと報じられている。

  30_1                           

最初電力側は原子炉本体は大丈夫だった。被害が出たのは本体以外の周辺施設だったから安心しろとのコメントが出した。
しかも想定外の地震だったからしようがないとのコメントまで付いていた。

原子炉本体の被害はこれからの調査を待つことにして、周辺施設の被害に付いて言えば、周辺施設だから強度を落として設計してもよいという設計基準に問題がある。
原子炉本体は強い岩盤に荷重を持たせ、周辺機器や一般建家は岩盤に載せないで建設する事自体が問題なのである。

今回の地震では、原子炉本体の施設と、周辺の地盤と1m以上の段差が生じた。
その境目では、配管であれ配線であれ大きな被害を受けることになる。
トランス自体はそれなりの基礎の上に有ったとしても、あふれた油の流失を防ぐ、防油提が沈下すれば大きな災害をおこす。

写真は朝日新聞より転載

幸いにも火災はトランスのみですんだが、本体建屋に燃え移り、運転機器や様々な防災電気機器にまで延焼すれば、本体がいかに丈夫であっても、原子炉のコントロールが利かなくなり、暴走の可能性すら持っていることを忘れてはならない

一般建築や住宅についても同じ事で、地盤が軟弱な敷地では、本体は杭などを打って丈夫に建てても、何年か経過すると建物と周囲の地盤とに段差が生じる。
その結果ガス管が折れたり、水道管が折れるなどの被害が出る。破損して漏れたガスに火が付けば大きな事故になる。

それを防ぐには建物も周囲も同じ強さにし(技術的に可能)、段差が生ずる箇所は相互に動いても安全なフレキシブルな材料を使用するが大切だ。

私のネットショップ「韓国 味ごよみ

2007年7月21日 (土)

地震で壊れない建物がなぜ出来ない?

                                       安原武彦のネットショップ「韓国 味ごよみ     
能登の地震の爪跡がまだ生なましく残っているのに、新潟を中心とした地震がおき、大きな被害が報じられていて、
地震には丈夫だと説明されてきた原子力発電所にも大きな被害が生じ、今年の夏の電力事情に大きな影響が心配されている。

Photo_3 こんなに技術が発達した今日、地震で建物が壊れること自体おかしいという考えが増えてきているが、本当に壊れない建物を作ることが出来ないのだろうか?

結論から言えば技術的には地震の揺れに耐える建築物を作ることはたやすいことである。

ではどうして現実には建物に被害が出るのだろうか?

この答えも簡単なことで、出来るだけ安く作って、経済的に成り立つ事が必須条件だからだ。
家賃に見合った工事費で建設しないと事業が成り立たない。返済できる範囲で少しでも広い住宅がほしい。

ということで、一般の建物は大きな地震が来た時、建物に多少の被害が出てもよい、人命に異常がなく多少手入れれば、建物が使用できる事を目標値として設計されている。

だから丈夫な家に住みたいと思うなら、お金さえかければ揺れで倒潰しない家をつくる事は出来る。しかし地震の時、地盤に段差が出来ような敷地では不可能だ。

今の建物は技術によって建てられていると言うより、経済のバランスの上に建っているのだ。

もう一つ心すべきは、「人間は自然を支配できない」と言う事を知らなければならない。
自然を押さえ込むことを考えるより、自然の力に逆らわないことを心すべきである。
昔から家が無かった場所は、地滑りや洪水などがあって危険だから人が住まなかったと考えるべきである。

ところが都会近郊では、安いと言うだけでそのような危険な場所が開発されている。

 

            

2007年7月12日 (木)

欠陥マンション

欠陥マンションばかりではなく欠陥ホテルなど、構造上に欠陥がある建物が今社会問題となっています。
壁の亀裂やお隣の家の音が筒抜けで困るとか、排水が悪いとかいった苦情の欠陥建築もあり、ガス中毒の可能性がある器具を設置したマンションも欠陥建築です。

Photo_2 一口に欠陥建築とは言っても構造上に欠陥が有るものは、他の欠陥建築とは別に考えなければならないでしょう。
と言うのは、ガス器具の交換や修理とは違い、構造に手を加えて補強することは、金銭的にも技術的にも大変困難な事だからです。

しかも構造の欠陥は無知や偶然、悪意のない失敗によって起こったのものではなく、確信犯的犯罪だからです。
耐力壁や柱を抜くなどは、その結果がどうなるか解っていながらやったことで、設計者ばかりではなく、技術者としての責任で現場の施工責任者を、社会的責任者として発注者も同罪とすべきです。

問題のホテル建設では、関係者の組織の一番上にいたコンサルタントも責任逃れは許されない。
コンサルタントが居るプロジェクトでは、全ての実権を握っているのが組織の頂点にいるコンサルタントだからです。
銀行、建設業者、納品業者、従業員採用など全ての分野に采配をふるうため、業者との癒着、リベート要求などするコンサルタントが多いことも事実です。

では建て主側としてどんな手段が有るのでしょうか。
それは建て主が直接工事監督者を雇うことです。設計者、施工業者、コンサルタント
とは無関係の監督者に工事の監督を依頼し、その報酬を直接払うことで解決します。
実はアメリカでもヨーローッパでもそのようなシステムが発達しているのです。

本来なら建て主の側に立って工事の監督をしなければならない設計者が、工事の当事者であるゼネコンやコンサルタントの下で働いていることが、そもそも間違いなのです。

2007年7月 5日 (木)

ソウルのまかない付き下宿生活

                 安原武彦のネットショップ「韓国味ごよみ」
学校から下宿へ電話ををして学校の正門まで迎えに来てもらい、いよいよソウルでの下宿生活が始まる。

日本ではもう無くなってしまった賄い付き下宿だが、ソウルの学生街である新村(シンチョン)ではまだ健在で、40数年前の東京での学生生活を思い出す。

女主人のアジュンマ(おばさん)と娘さんと息子さん2人の家族と下宿生6人ばかりの下宿なので、同じ釜の飯を食うと言うこともあり、とても家族的な下宿だ。

001_1 部屋は7畳くらいの部屋で、机、ベッドは部屋付きで、冷蔵庫は共用のものがあって冬は床暖房、シャワーとトイレが有る共用の浴室が2カ所、食事は家族共々居間兼食堂でアジュンマの手料理を朝夜2食いただく・・・・・・・ と言った生活が始まる。

学校の近所の下宿は4万円~5万円といったのが相場のようで、学校からすこし離れると
安くなる。
勿論日本のようなワンルームマンション形式のものもそろっている。

下宿生は日本人が半数で中国、ドイツ、台湾、モンゴル、スエーデンなどの人たちがかわるがわるやってくる。勿論韓国の地方からも来る。
同じ屋根の下で、同じ釜の飯をくっていると、それぞれの民族の価値観の違いが見え、毎日のように目から鱗が落ちる思いをする。
下宿人たちの共通語は韓国語だが、日本人同士ではつい日本語の話になってしまい、「イルボンマル ハジマ!(日本語を使うな!)」とアジュンマ(おばさん)に怒られることになる。
おばさんいわく「韓国語を勉強しに来ているのだから韓国語を使え」  ということだ。
だからアジュンマは日本語を知らないし、知ろうとも思わない。
だから下宿人はアジュンマとは必死になって韓国語を使い用件を伝えるし、聞こうとする。
それが生きた勉強になって実力がついてゆく。
今でも学校で学んだ語学は半分、下宿で学んだ語学が半分と思っている。

言葉を学ぶことは技術的な語学を学ぶだけではなく、その言葉が持つ生活文化や感情の動き、思考方式をもいっしょに学ばなければ、本当に理解をすることができない。

言葉を心で理解するには、賄い付きの下宿経験をとおして生活文化を肌で理解し、音楽や絵画などの芸術を通してその民族の感性に触れことこそ大切と考える。

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